01.30年

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01.30年

ある所に 何でもない普通の都市がありました。 その都市のこれまた何でもない町に 一軒の家が静かに立っていました。 辺りはもうすっかり日も落ちて 家に面した道路の街灯は静かに灯りを揺らしています。 その家も、二階の01部屋だけが 暖かい光を外に漏らしていました。 他の部屋は静かに 重い暗闇をまとっています。 今日はこのお家の、この部屋の住人のお話を―――― ――――――――― ―――――― ―――
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