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ここは〔デスシティー〕
いつも通り、人で賑わっていた。
人は、自分の目的地に向かって歩いていた。
何故か通行人達は、ある部分を避けて歩いていた。
避けられていた道の真ん中に蒼い髪の少年が倒れているからだ。
不意に少年はムクリと起き上がり辺りをキョロキョロ見回す。
?「ここは………どこだ?」
起きて初めの第一声がそれだった。
?「俺は何でここにいるんだ?」
少年は悩み、人波のど真ん中に座り込んだ。
少女「君、どうしたの?」
突然声を掛けられ、ビクッとしながらも視線を上に上げた。
そこには、ベージュ色の髪を左右二つに結び、緑色の眼をした少女と、白髪にバンダナを付け、赤いタレ眼の少年が立っていた。
?「あの…………ここはどこですか?」
少年「あっ!?ここはデスシティーに決まってんだろ?大丈夫かお前?」
少女「こら!!ソウル、初対面の人にそんな事言っちゃ駄目でしょ!!」
少年「お、おぉ、悪い」
少女に叱られ謝る白髪の少年。
?「謝らなくていいよ」
マカ「そうだ!!自己紹介がまだだったね。私はマカ。マカ=アルバーン。そして、こっちが」
マカと名乗る少女は自分の名前を言った後、白髪の少年の方を向いた。
ソウル「ソウルだ。ソウル=イーター」
と、名乗った。
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