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そのブラック★スターを見ていた椿は、一度、クスッと笑った後、いつもの優しい表情になると、
椿「ねぇ、ブラック★スター。ブラック★スターはいつもどうやって私を使っているの?」
ブラック★スター「んあ?そんなの椿の魂の波長に合わせて使ってるぜ☆…………そうか!!おい!!ジュン!!簡単に言うとなここでミヅハの魂を感じるんだ!!ミヅハもそんだ!!ここで感じるんだ!!」
椿の助け船によってブラック★スターは自分なりのアドバイスをしてやり、自分自身の胸をバンバンっと叩く。
ジュン「………分かった。ミヅハ、やるぞ」
ミヅハ「うん」
ミヅハはコクっと頷くと再び体から桃色の光りを放ち、双剣に姿を変え、地面に刺さる。
ジュンは武器となったミヅハに近付き、目を閉じる。
その様子をマカ達四人が見ている。
ジュン(ミヅハ…………)
ミヅハ(ジュン…………)
心を集中させ、お互いの魂を感じ合う二人。
ゆっくりと目を開き、双剣の柄を握り、上に引き抜こうと力を入れる。
すると、
ボコッ
と音をたて、地面にしっかり刺さっていた双剣がいともたやすく抜けた。
ジュン「………持てた………やった!!持てた!!ミヅハを持てた!!」
ミヅハ「やったね!!ジュン♪」
まだジュンに握られている双剣が桃色に光り、徐々に人間の姿に………
ジュン「おう!!って、ちょっ、ミヅハ待っ、ぐほぉ!!」
空中で人間の姿に戻ったミヅハにより仰向けの状態で下敷きなるジュン。
ゴツン!!
ジュン「どふぅ!!」
その際にまた後頭部を強打してしまい、意識が吹っ飛びかけるジュン。
ミヅハ「えっ?………あっ!!ジュン!!大丈夫!?」
自分の失態に気付いたミヅハは、ジュンの肩を掴んで揺する。
ガクガクと揺れるジュンの表情が段々と青くなり、目が虚になっているがミヅハは気づいていないのか更に揺する………というか、振り回す。
ジュン「ミ……ミヅハ……俺は平気……だから……それ止めて………キツイ…」
ミヅハ「あっ、ごめん!!」
パッと手を離すミヅハ。
ゴツン!!
ジュン「あぶぇ!!」
またまた頭を強く打ち付けるジュン。
お前、その内本当に死ぬぞ?
後頭部へこんだ状態で………
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