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ポッケ村の一角の家から
「ふぁ~~」
かなり眠たそうな目をして1人の若い男が出てきた。名前はディーズ、こないだ20歳になったばかりだ。
「ん…?なんだ」
入り口の方をみると1人のハンターがふらつきながら歩いて来るのが見えた、近いてみるとその顔に見覚えがあり急いで駆け寄ると
「おいシン!しっかりしろ!」
それはこの村専属のハンターでありディーズの親友であるシンだった。
「ディーズか?そこにいるのは」
シンが目を開け苦しそうに話す
「ああ…何があった?」
ディーズが聞くと
「轟竜にやられた…くそ…早くしないと」
そういうとシンは歩こうとしたのでディーズは支えてやり
「大丈夫か何がどうした?」
ディーズが尋ねると
少しずつ話し始めた。
話し終えるころ村長がきた。
「シンの様態はどうじゃ?」
村長が聞くと
「傷を負ってますが大丈夫です。話によると雪山に行ったら雪獅子が2体もいたらしくなんとか倒したらしいのですが次に轟竜に会ってしまい、回復薬が尽きてやられたらしいです」
ディーズが説明すると村長はそうかと言って少し考えていた
「あと轟竜ですが砂漠へ向かったそうです」
ディーズが付け加えて言うと村長は少しほっとしたような仕草をして
「ディーズ集会所に行ってくれないか?」
少し嫌な顔をして
「前にも言いましたけど俺は…」
次の言葉を言おうとしたとき
「おぬししか頼れるものがいないのだ!」
頼む、といい頭を下げてきた。ディーズは頭を欠きながら
「村長の頼みなら仕方ないですね…わかりました引き受けましょう」
といい装備を整え村長に一礼をして集会所に入って行った。
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