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しかし美咲がいつまでも桜から離れようとしなく、さすがに桜がかわいそうになった俺は美咲を桜から離すことにした
「桜が嫌がってるぞ美咲。離れてやれ」
「むぅ…、嫌だ」
「せっかくあ~んしてやろうと思ったのにな…」
「さぁ、早くしてくれ!」
切り替え早いな!!
「ほらよ」
俺は自分の玉子焼きを美咲の口に運んだ
「あ、あ~ん……んっ…うむ…おいしいな。じゃあお返しに私もやってやろう。亮!口を開けるんだ!」
「いいよ俺は恥ずかしいから!!」
「遠慮するな!」
そう言って美咲は俺の口に玉子焼きを突っ込んだ
「おいしいか?」
「……美味い」
こんな俺たちのやりとりをずっと桜は見ていて、そして口を大きく開いた
「桜もしてほしいのか?」
「……うん…」
マジ可愛いな……
俺は玉子焼きを桜の目の前まで運んだが、先に美咲の運んだ玉子焼きが口の中に入りそして閉ざされてしまった
「おい…今俺がしようとしてただろ」
「早い者勝ちだ」
くそっ!!
次こそは!!
俺は再度玉子焼きを桜の目の前まで運んだ
「…………あきにい…桜お腹いっぱい……」
……OTL
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