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「一人5万出しな」
「………はぁ!?」
キモ男達は口を揃えていった。
「あたしとヤれるんだ。そんぐらい当たり前だろ?」
キモ男その1があたしの胸ぐらを掴んだ。
「お前自分の立場わかってる?」
バカが。
そんなの関係ねぇだろ。
「ヤるの? ヤらないの?」
あたしの頭にはそれしかない。
キモ男その1はちっと舌打ちをし、5万を捨てるようにあたしに投げつけた。
「おいっ…」
キモ男達はびっくりしてる。
まぁ、ふつうだな。
「……まいどあり……」
あたしは金をポケットに入れ、リボンを緩めた。
あたしは静かに目を閉じた。
その時だった。
「ちょっと待ったぁー!!」
いきなり、そんな声を聞いたんだ。
びっくりして目を開けてしまった。
……なんだ?
まるでヒーローのように登場したのは、スーツを来た男だった。
まだ全然若いな。
顔は電灯の光りで顔に影がかかっているため見えなかった。
キモ男達は一目散に逃げていった。
弱くね?
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