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とある繁華街の雑居ビルの二階にその会社はあった。
入り口の安っぽいドアを叩くと中年男の声が聞こえた。
『どうぞぉ~』
と促され中に入ると 小さなデスクが2つ並び その上に電話機が2つならんで置いてあり、会社と呼ぶには余りにもお粗末なモノだった。
『バイトの方ね。
ウンウン合格合格』
なんて独り言を言いながら そのショボいデスクの引き出しから 何かを取りだし
『そこの椅子に座ってくれる?今から簡単に説明するから』
と パイプ椅子を私にくれた。
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