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「はよ寝ろよ、馬鹿お嬢様」
「うるさいな、ヤクザ執事」
相変わらずとしか言いようのない執事は愛想もクソもない顔で言い残し、仕事があるから、と部屋を出て行った。
普通執事なら寝るまで隣にいるんじゃないの?とは思ったけど、別に錦戸に一緒にいてほしいわけじゃないから言葉を飲み込んだ。
「(ねむ…、寝よ)」
もぞもぞと布団に潜り込んで、またひとつ欠伸をついて目を閉じた。それと同時に睡魔が襲ってきて、意識を手渡した。
おやすみなさい、
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