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気づいた時には、朝になっていた。
2人は渚の家にいた。
ふっ……!
2人……!!!??
しかもベッドの中に…
渚「………!?」
渚も最初、何が起こったのか分からなかった。
渚(えっ!?もしかしてあたし………!!)
優「おはようございます」
渚「お……おはよう…」
とりあえず、挨拶。
いや、そんなことしている場合じゃないから!
渚「わっ………たし、しっし…仕事行くから!」
優「まって!渚さ……」
止めようとする優也を無視して……
いや、無視というより、かまってられなかったのだ。
優也が喋り終わる前に、慌てて着替え、何もなかったかのように家を出ていった。
マンションを出た後で、渚は少し立ち止まる。
渚(あたし何てこと………
もう……
…ああ……ばか…!!)
一人取り残された優也は、まだベッドに座ったまま。
優(俺………やばいことしちゃったかな…………)
うつむいてため息…。
逆に渚の匂いが充満した部屋の空気が肺に入って、ある意味苦しくなった。
俺も…帰る……か。
そう呟いてみたが、ただ冷たい空気が漂うだけだった。
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