†序 章†

4/9
前へ
/31ページ
次へ
Σバァ―ン! 「フィン、只今参りました!」 アクァルスの言葉を遮り屋敷の扉が盛大に開いた。 そこには、先程呼んだであろう少女と青年が立っていた。 「……フィン… もう少し、おしとやかに出来んのか?」(ボソッ 「無理だろう?あの男勝りな彼女の娘だからな」(ボソッ 呆れた顔で、フィンに目を向け2人はフィンに聞こえないように呟いた。 勿論、フィンには聞こえていなかった。 「2大当主様?ご用は何ですか?」 「…フィン、お前を呼んだのには訳がある。街の予言おばば様が…また、予言を増やしてくれたのだよ…」 「全く、世界の始まりの予言者の子孫だか、何だか知らないが…迷惑な話だ!!」 「…はぁ…」 「…それは、世界への予言ではなく、私達…いえフィンへの予言でございますか?」 「そうだ…フィンの…(T^T)」 急に泣き出したウィンドルフに、フィンは…3人は吃驚する。
/31ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加