†序 章†

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  「ちょっ!お父様ぁ!?」 「ウゼェ!泣くなっ!!」 アクァルスは、ウィンドルフの頭を拳骨で殴った。 「あだっ!…何を…!?」 殴られたウィンドルフは、アクァルスを涙目で見上げている。殴った本人は無視して… 「フィンよ。近々、お前の周りに異世界の住人が現れるらしい。 …そして、お前と異世界の住人の運命が絡み合うと」 「…まぁ、今回もハズレますよ; おばば様の予言当たりませんし」 「…だろうな。ウィンドルフは、それで…」 無視されて悲しいのか、殴られてなのか、放置でなのか、フィンの事でなのかは分からないが、未だ泣いているウィンドルフを指さした。 「……(泣いてんだ;)」 「うぜぇっ!!!!……はぁ…という訳だ。取り敢えず気を付けろよ…しかも、おばばは…異世界の住人が、次の聖石の担い手らしい。とか言っていたからな」 「…マジで!?…ですか?」 「まぁ…、核が見つかっていない以上は、マジだろうな…。さぁ話は以上、早く東の防壁に行ってこい!」 「「はい!」」
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