†序 章†

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「はぁっ!」  キィン!! 「せいっ!」  ガキィン!! 魔人と打ち合いをしていたクルスは、一度地面を蹴り間合いを取った。 「魔人…というよりは魔神クラスですかね…」 黙って攻撃を交わしていた魔族が口を開いた。 「…コレが貴様らの力なノか? 脆い力だナ?聖石の護り手が聞いテ呆れるワ!」 「じ、人語!?…って、ことは…」 「魔神…ですね」 魔神と対峙してから、約1時間…後ろから声が聞こえてきた。 「セフィ!クルス!平気!?」 「フィン!遅いにゃ~!!」 「やっと来ましたか」 「俺を無視するノか?愚かな!ならバ、冥土へ行くが良イ!」 「アンタがな♪」 「ん…な!?」 後から現れた青年は、一瞬で間合いを殺し、魔神を長刀で数回斬りつけた。 一時後退し、逃げようとした魔神の背後で詠唱を終えたフィンが、魔神に向けて魔法を放った! 「ぐわぁあぁぁ!…そん、な…ば…かn」 「いっちょ上がりぃ♪」
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