†第一章†

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華那の横を、通り抜けようとした瞬間。神琉は襟首を捕まれる。 「逃がさないよ」 ━━━… 榊原 華那(サカキバラ カナ) 神琉達の担任で、剣道部の顧問。 実年齢は『32歳』なのだが、童顔で小さい為に『15歳』に見えるという可哀想な人            …━━━ 捕まれている神琉は鞄を抱え変な汗をかいていた。 「さて、行こっか!生徒指導室♪」 「いやだぁあぁぁっ!!!!!!!!」 「神琉、頑張っ☆」 引きずられて、生徒指導室へ… ━生徒指導室━ 部屋の中にはソファーとテーブルがあり、神琉は華那と向かい合わせで座らせられた。 「華那ちゃん…俺、子供が…」 「居ないでしょ♪」 「…違った女房が…」 「お前はどこぞの亭主か!?」 「帰りたいなぁ…」 「うん☆終わったらね♪」 「…逃げられない;」ボソッ
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