決別

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「お前たち自身は、どう思ってんだ?」 「…………」 あえて明言を避けてそう言えば、再び沈黙が返ってくる。 そんな生徒たちに、俺は何度目かわからない盛大なため息をついた。 「考えているところで悪いが、時間がない。 ここで逃げてもいいし、辛酸をなめながら学校に縋り付いてもいい。」 わざと辛辣な言葉を並べ、その表情を見遣る。 きっと今の自分は、冷徹な人間に見えるだろう。 そんなことを考えていると、下から気色ばんだ声が響いた。 「てめぇ、さっきからぬけぬけと……」 そう言って、燃えるような瞳を向けるエイト。 言葉には出していないが、アンリも同じような視線を向けていた。 「間違ったことを言ったつもりはない。」 「てめぇっ!」 とどめとばかりにそう言えば、エイトが俺の襟元を掴む。 そして殴りかかろうと拳を振り上げた瞬間――― .
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