二人で一つの・続

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ピピピピ… 「あー…」 目覚時計が鳴り、俺は目を覚ました 「!」 横を見ると若林がいた 「そっか。若林の部屋で寝てしまったんだ…」 いつからしているのか分からないが、俺は若林に腕枕をしていた 「腕に感覚がないねぇ」 相方は相変わらず寝ている 「全く可愛い奴…犬みたいだ」 俺は若林を抱きしめた 「………ん」 若林は俺の腕の中で目覚めた 「……おはよ」 「お、おはよ」 「…ねぇ今何時」 「今…7時20分ぐらいかねぇ」 「はぁ?…ばかやろ!なんですぐ…」 若林が怒鳴った瞬間、マネージャーが部屋に入って来た 『若林さん、起きてくださいよ。それと春日さん知りません?』 「(小声で)ヤバいって!春日、もっと深く潜れ!!」 「(小さい声で)えっ!…うぃ」 俺は必死に、でも動かないように布団に潜った 若林は慌てて言った
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