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『はいっ!お疲れ様でした~』
番組の収録終了
「春日ー、今日オレん家寄ってく?前借りた上着あるし」
「そうですな」
「んじゃ、帰りましょ」
「うぃ」
俺達は、着替えてテレビ局をあとにした
「ただいまー」
「お邪魔しますー」
「適当に座ってて」
俺は真っ先にコタツに入った
「うー…寒っ。スイッチ、スイッチっと」
「春日、なんか飲む?」
「なんか頂戴」
「はいよ」
俺は若林の断りもなく、テレビの電源をつけた
『では、次に参りましょう。ゆってぃです!』
「あっ、ゆってぃだ」
若林は二つマグカップを持って、コタツに入った
「んしょっと。はい、コーヒー」
「おぅ、ありがとう」
「マジ、あの時の春日は可愛かったな」
「あの時って?」
「コラボの時だよ。強烈~の時の足とかさ」
「俺は必死だったぞ?」
「その必死さが可愛いんだって」
若林は恥ずかしそうに顔を隠した
「そういうお前も可愛いぞ」
可愛いのはお前だ、若林
「へ?なんて?聞いてなかったわ。…ぎゃははは!」
聞いてねぇ…
しかもテレビ見て笑ってるし…
「…なぁなぁ」
若林は少しマジな顔で聞いてきた
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