хⅢх~学園入学そして~

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「アンタそんな事言いながら、実はラッキーだなんて思ってるんでしょッ!!そして、夜になったら私を襲うつもりでしょッ!!そうなんでしょッ!!」 鳳月の理性は崩壊した。 「俺はそんな事も思ってねぇし、俺はお前に手ぇ出すほど女に飢えてねぇ!!」 俺はつい勢いで声を張り上げて言ってしまった。 「それは私に魅力が無いっていうこと!!」 鳳月の理性は完全に崩壊した。 「そういう意味じゃねぇ!!てか話しズレてる!ひとまず落ち着け!!はい深呼吸!!」 「こーほぉーこーほぉー」 「いや、ダースベイダーみたいな呼吸すんなよ!!」 「ひっひっふー」 「ラマーズ法じゃねぇよ!!深・呼・吸・だ!!」 「スゥー、ハー………………ごめんなさい。私としたことが、あまりの驚きに動揺して取り乱してしまったわ……」 深呼吸をして落ち着いたであろう鳳月は、改めて俺の方を向いた。 「……で、それは本当なわけ?」 「残念ながらな」 俺はそういって、ポケットから自分に配られた鍵を取って見せた。 それを見た鳳月は、鍵に記されていた番号が、自分の持っている鍵の番号だと同じだとわかり、落胆した。 「本当に一緒だったなんて……」 「なんかすまない。俺が悪いんじゃないんだが、その……何でもお前の言うこと一つ聞くから許してくれ」 俺は別に悪くはないのだが、罪悪感があり、償いの意を込めてそう言った。 「何でも?……じゃあ私の今から言うことを絶対に守って」 「あぁいいぞ」  
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