хⅥх~金虎襲来~

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    2ヶ月後     あるホテルの一室。   そこには三カ月前、電話をしていた男がいた。   「…では№3は今こちらへ向かっているのですね?」   男はまた、三カ月前の相手と電話をしている。   『あぁ今頃、空の上だろ。だから、一時間もすれば、日本に着く。』     「では、№3が着き次第、例のボディーガードの情報を与え、ターゲットの確保に移ります。」     『いや、ターゲットの確保は後回しでいい。』     「っ!?何故です?」     『例のボディーガードは近い将来、必ず我らの脅威となる。ターゲットの確保などいつでも出来る。だから、例のボディーガードの抹殺を第一優先としろ!』     「私には、それ程の相手では無いと思うのですが…」     『逆らう気か?』     「い、いえ。滅相も御座いません。№3が到着次第、例のボディーガード抹殺任務に務めます。」     『それでいい。では、良い報告を待っている』     「はっ!我ら中国・金虎一族の栄光のため」   そう言って、男は電話を切った。            ◇    
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