山本先輩

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「いってきます」 俺はドアを閉める。先に山本先輩が歩いていて、追いつこうと走った。 「ちゃんとバッシュー持った??着替えも」 「はい!でも、なんで今日なんですか??まだ見学期間はじまったばっかなのに…」 「まぁ、放課後分かるさ」 山本先輩の意味深な言葉が俺の頭をくるくる回っている。 意味わかんねぇ…。 そう思っているうち、学校の校門で響輔に会った。 「あ、おはようございます」 「おーっす」 山本先輩はそういって俺たちに手を振って先に行ってしまった。 「おはよ、なんなんだ?あのメール」 「…さぁ??山本先輩が言い出したんだよ」 「ふーん」 結局分からないまま俺たちは教室に入った。少し早く着いたので響輔と雑談していると、明るめの茶色い髪の男がこっちを睨むように見ていた。
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