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「な、なんだよ…」 「がんばれよ、彩人」 「はぁ!?」 響輔はそういって 俺を置いて立ち去ろうとしたが、すぐに男の人に呼び止められた。 「おい」 「あ??」 「おまえ安西響輔だろ??」 「そうだけど…」 響輔のことも俺のことも知ってるってことは、多分バスケ関係の人というわけだ。 男の人はしばらく黙ったがすぐに俺たちに向き直った。 「おまえら、放課後体育館にこい、絶対だぞ!」 「え、あ、あの名前は!?」 男の人は俺たちを横目にボソッとつぶやいた。 「二岡 翔(フタオカ ショウ)」
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