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2人は外に出る。大きな樹の下に赤児を捨てる。
『おい! 警察共、俺らは最悪の決断をした! 覚悟しておけ!』
携帯電話から戸惑う声がもれる。
『おいやめろ! なにを……』
容赦なしに電話を切る。そして鞄から拳銃を取り出した。それは人を死に落としえる恐怖の集合体だった。そして人間の作り出す有機物の失敗作でもあった。
『悪いなぁ。俺達だって好きでやるわけじゃぁないんだぜ!』
男は銃口を赤児に向ける。そして……
○
『へ、へへへへへ! とうとう殺ってやったぜ! はは、ざまーみろ! 俺達に逆らうとお前らの大切にしている尊い命がこの様になるのだ!』
『おい! さっさとここから退散するぞ!』
『おう、警察の悔しがる顔が目に浮かぶぜ!』
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