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あんたを必要としない世界を、あたしが必要とするわけにはいかない。
あたしの世界はあの日に確実に崩壊した。
それでもまだのうのうと生きながら得ているあたしは屑だ。
世界は判断を誤った。
あたしの世界はあたしの意図にそぐわなかった。
あんたのいない世界なんて誰が赦した?
誰が望んだ!
あんたがいなくなった瞬間に世界は終わるものだと思った。
あんたがいなくなったところで世界は顔色一つ変えやしなかった。
あんたの世界は終わりを迎えた。
同様終わりを迎えたはずの世界でまだあたしは死ねずにいるけど。
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