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章と私はコンソメパンチなんか食べながらマンションの前で勝を待っていた。
章に家で待とうって伝えたけど章は『そんな事したら勝さんに悪いだろう。』って・・
だから私達は外で勝を待っていたし章は緊張してきたなんて話してたんだ。
一時間位待っていた私達。勝が車を駐車場にとめて戻ってきた。
私が『お帰りぃ‼あのね・・前に話した章だよ。章が勝に挨拶しなきゃって言ったから待ってたんだ』と私が言った。
勝には章の話をしていたから勝と章も仲良くなるかななんて私の思いもあった。
章は深々と頭をさげ『はじめまして。章と言います』と言って章が顔をあげた時の事。
勝は何も言わずにその場で章を殴りつけた。
章も強いと思ってたけど勝ははるかに強かった。
私は勝をとめようと章が倒れてる前に座って『なんで殴ってるの⁉ねぇ⁉可笑しいよね⁉章が何したんだよ‼』と私は泣きながら言った。
『由衣‼お前は俺とだけ話しとけばいいんだよ。』と勝は信じられない言葉を言った。
『わかったよ‼勝の言うとおりにするから・・だからもう殴らないでよ』
私が言える頑張った言葉だった。
あの頃の私は服従する事なんて慣れていたんだ。逆らわないから・・
私は私でいられなくなった日だった。
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