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勝は後輩に電話をし章を車で送るよう命令した。
私はひたすら心の中で謝った。
ごめんね・・章。
すぐに車がきて私が章の家を説明して後輩は連れて帰ってくれた。
三年後・・章に聞いたら鼻ががっつり折れてたからぁ‼なぁんて笑いながら話をしてくれた。
そう私と章が前の関係に戻れるのは三年後。
それまで私には色々ありすぎたんだ。
私は章と話が出来ないまま勝の部屋に戻った。
『さっきはごめん。でも約束守れよ‼守らないとどうなるかわかんねぇから‼』
勝は優しく抱きしめてくれてるけど・・言葉は優しくなかった。
勝と私の関係はこの事件以来変わっていった。
絶対に怒らさないように・・勝以外と話さないように。
心に決めたんだ。
勝は普段は本当に優しい人だったから・・
でも友達に会いたかったし学校にも行きたかった。
ママムにも会いたい・・。
でもお父さんの家にいるより私はまだ勝の家にいた方がマシだった。
あの時は私なりに考えた答えだったんだよね。
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