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章との事件が起きてから勝も変わっていった。
勝は時間関係なく出かけていたけど出かけ先で必ず電話をするようになった。
ちゃんと家にいるか不安だったからって・・
勝は本当に離れていく事を怖がっていた。
ある時・・勝は日本酒を飲みながら話してくれた。
『俺さ‼家族いないんだよ。父ちゃんは酒のみで俺も殴られたし母ちゃんも殴られてた。だから親は離婚でさ。母ちゃんについて行ったけどそのうち男と消えたよね。だから俺由衣がいなくなったら一人だよ‼』
そう勝が言った時私はとっさに抱きしめた。
『ずっと二人でいよう。』
勝・・私達はずっと一緒だよ。
あの時そんな決断をした私を貴方は裏切ったんだよ。
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