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ある日勝と駅で私の服を買いにきた時の事。
先にお店から出た私は勝を待っていた。
『由衣⁉由衣元気⁉学校にもこないで皆心配してるよ‼』そう声をかけてきたのはギャルの友達飛鳥。
『飛鳥じゃん‼元気だよ。飛鳥また髪の毛変わったね~』
『由衣‼あんたの方が変わりすぎ‼ひくからぁ⁉ちょっと時間ある⁉』
『あぁ・・ないや‼彼氏ときてるから』
『そっかぁ・・舞子から聞いたんだけど・・ちょっと言っておく・・由衣のお母さん。かなり痩せちゃって一回入院したって。私も由衣のお母さん見たけど・・可哀想だよ。お母さんに会いに行きなよ‼』
『えっ⁉嘘・・』
『嘘なわけないじゃん‼とりあえず伝えておくから‼じゃぁね‼』
飛鳥はそういうと足早にいなくなった。
きずくと後ろに勝がいたから・・
『ほら⁉由衣の服‼買ってきたぞ‼さっきの友達⁉』そう言って私に紙袋を渡した。
『勝・・一回家に帰っていいかな⁉ママムが大変なんだって・・』
『はぁ⁉お前そう言って嘘ついて章の家にいくんじゃねえの⁉』
全く信じられない事を言ってきた。
たった一回も許せないんだ。耳を疑った。
初めて会った時は『ママムが心配してるんだから帰れよ。』って言ってくれたはず・・
あのね・・勝がたった一回でも許してくれてたら私は別れを決めなかったよ。
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