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そんな学校生活。
学校で5時まで残って勉強して家に帰らず塾に行き九時まで勉強して送り迎え。
笑っちゃう位生活が激変したんだ。
勝は家を出て行った次の日にうちにきた。
『由衣いますかぁ⁉』
『何ですか⁉』
ママムはドアを開けて答えた。
『連れて帰ろうと思うんですけど。』
『娘の家はここなんでお帰りください。』
『はぁ⁉あんた何言ってるかわかる⁉』
勝はもう殴りそうな勢いだった。
『警察呼ぶよ‼もう家に来るんじゃない‼貴様が何やってるかなんてこっちには関係ねぇんだよ‼うちも出る所でっからよ‼』
今まで見たことないママムの姿だった。
実はママムはめちゃめちゃ悪かったらしい。
それも後に知ったこと。
『よく覚えとけよ。』
そう言って勝はドアをバタンと閉めた。
私が新学期に始まる一週間程。
毎日私の家にきていた勝は突然来なくなった。
ママムが動いてくれていた事なんか知らずに私は平穏な学校生活を送れたんだ。
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