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悪夢の出来事
卒業式前日。
私はカッジーにちゃんと挨拶に行こうなんて思ってたから早めに学校に行く事にした。
学校に早く一人で行くのは9月から。
なるべくお父さんと長くいたくなかったのと学校に行ってなかった私にとってなるべく長く学校に居たかった。
今日は飛びっきり早起きしたななんて自分でニヤニヤしてしまった。
『行ってきます。』
私は元気に朝の挨拶。
変わらないと思った朝。
でも玄関をあけて私の目に飛び込んだのは・・。
ポッポがナイフでさっさたまま小さい体が横たわっていた。
声にならない衝撃。
悲鳴にならない声。
どうしてこんな事が出来るんだろう。
もうあいつは人間ではないんだ。
ここまでしてしまう勝に私はどうしようもない怒りに襲われた。
許せない‼
ポッポを泣きながらビニール袋に入れて近くの森に埋めた。
ごめんね。
私が連れて帰ってればこんな事にはならなかったよね・・。
私は今だにこの光景が時折フラッシュバックしてしまうんだ。
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