3人が本棚に入れています
本棚に追加
姫莉家に咲と美奈子が泊まりに来てから一週間後、今日はあの5人で集まる日。
姫莉はここ一週間ずっと咲と美奈子に冷やかされていた。
美奈子『告られたりして~。』
咲『付き合っちゃえばいいのに。』
2人の言葉が毎回同じで、姫莉の頭の中は考えたくもないのに海斗と手を繋いだ事ばかりが浮かんでいた。
夜8時、輝と美奈子が乗った車が迎えに来て、姫莉と咲もその車に乗り込んだ。
輝『久しぶり~元気だった?』
前と変わらない輝のテンションで行き先も聞かずに会話が盛り上がり、あっという間にある場所に到着した。
ここが何処なのか解らず車からおりてみると、そこはまだ新しい綺麗なアパートの前だった。
輝『ここ俺の家。』
そういって輝を先頭に階段を上がり、2階の203号室のドアを開けた。
美奈子『いいの?親いるんじゃない?』
輝『俺一人暮らしだから誰もいないよ。どうぞ!』
輝の一言に皆の変な緊張感は解れ、次々に輝の家へ入って行った。
姫莉『おじゃましま~す!』
最初のコメントを投稿しよう!