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咲『なんか暇だよね~。』
夏休みに入ってからほぼ毎日のように咲が遊びに来ていた。
咲『なんか楽しい事ない?』
退屈そうな咲は床に転がりダラダラとしている。
姫莉『特に…。』
姫莉は壁によしかかり座って携帯と睨めっこをしていた。
咲『さっきから誰とメールしてんの?』
姫莉『海斗。』
昼間や夜、海斗の暇な時間にこうしてメールがたまに届き、たいした内容でもない会話をしている。
咲『姫莉は海斗の事どう思ってるわけ?』
姫莉『う~ん…優しくっていい人だなって思うけど。』
咲『そうじゃなくって!』
咲は起き上がり姫莉とテーブルを挟み真っ正面に座った。
咲『姫莉は海斗の事を好きか聞いてんの!』
少し怒り口調の咲の声で姫莉は携帯から目線を外し、咲と向き合った。
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