花火大会

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それから2週間がたち、夏休みはあっけなく終わり、学校生活に戻った。 夏休みが終わるまでの間、美奈子を通じて輝と遊ぼうと誘いの連絡が何度か来ていた。 だが、咲から輝の気持ちを聞いてから輝に対して変な意識を持ってしまった姫莉。 夏休み中姫莉は誘われても断り続け、結局美奈子、咲、輝の3人で何度か遊んだ事を知った。 咲『普通にしてればいいじゃん!断り続けてたら輝に変に思われちゃうよ!』 姫莉『解ってる。解ってるんだけど…。』 普通に今まで通り接すればいいと解っていながら姫莉は出来ずに悩んだ。 咲『解ってるんだったら今日は来てよ!』 姫莉『何処に?』 咲『花火大会。今日5人で行く事になったから!』 姫莉『そんな話聞いてない!』 咲『だってさっき決まったもん!桜神社前に7時45分集合!海斗にも言っておいて。絶対参加だから!』 咲が言い終えた所でタイミングよくチャイムが鳴り、咲は急いで自分のクラスへと戻って行った。
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