花火大会

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7時10分前になると、海斗から電話がかかってきた。 海斗『準備出来たか?もう着くぞ~。』 姫莉『出来てるよ!外に出て待ってるね。』 電話を切った後、姫莉は全身鏡の前に立ち、アップにした髪の毛や浴衣、化粧がくずれていないか確認をして玄関に向かった。 姫莉『それじゃ行って来るね~。』 母『誰か迎えに来てくれるの?』 姫莉『うん!』 『彼氏とか~?』 お母さんの後ろからひょっこり顔を出し、姫莉を冷やかしてくるのは5歳上の姉愛里(アイリ)だった。 姫莉『ち、違うよ!』 姉『ふ~ん。』 怪しむ愛里の目線をさけ、姫莉は急いで玄関のドアを閉めた。
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