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結局５人で出店を回る事になり、始めは金魚すくいに向かった。
赤や黒、白などの金魚がいっぱい元気よく泳いでいる所に行き、咲と姫莉は張り切って金魚と戦った。
だが、そう簡単にはすくう事が出来ず、ほんの数秒で薄い紙は破けてしまった。
そんな２人を見て輝は笑い、咲が輝に場所を譲った。
咲『そんなに笑うなら輝取って見せてよ！』
輝『っえ？？俺別に金魚いらないんだけど。』
姫莉『それは取ってから言って下さい！』
輝『はい…。』
渋々輝も金魚すくいをやる事になり、しゃがみ込んだ途端無口のまま金魚と睨めっこをし始めた。
他の４人が見守る中、結局輝も数秒で紙が破れてしまった。
美奈子『輝も取れないじゃん！』
咲『金魚すくいの難しさ解った？』
輝『解りました。馬鹿にしてすみません。』
皆に笑われ馬鹿にされた輝は、憎たらしくなったのか金魚すくいにはまり、その後も何度か挑戦をしていた。
輝が何度やっても取れないのを見て、結局海斗と美奈子も輝と一緒にならんで金魚すくいを始めた。
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