花火大会

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3人がならんでしゃがみ込んでから10分程たった時、海斗が持っていたお椀の中に一匹の小さな赤い金魚が入った。 海斗『取れた!』 美奈子『うそ~海斗すごい!』 咲『誰だかさんは全然ダメね。』 咲の一言に輝は何がなんでもとってやろうと必死になったが、結局一匹も取れずに終わった。 輝『もうちょっとなんだけどなぁ。』 美奈子『解った!解った!何か買ってあげるから元気出しなさい。』 輝『マジ?いいの?』 美奈子の言葉に喜ぶ輝は小さな子供の笑顔になっていた。 輝『したら焼きそば!』 輝は元気を取り戻し、近くにあった焼きそばの店に美奈子を連れて走って行った。 咲『咲も焼きそば買ってくる~。待ってて!』 姫莉『うん!』 咲も2人につられ輝達のあとを追った。 海斗と姫莉が残され待っている間、隣にあったクレープ屋に2人でならんだ。 チョコバナナを2つ頼み海斗が買ってくれたクレープを持って、2人は近くの石段に腰掛けた。 姫莉『ありがとう。』 海斗『いいよ、それぐらい。』 そい言って海斗は優しい笑顔を見せ食べ始めた。
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