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おじさん『そぉかあ~、いやあ若ぇもんがふたりで飲んじょるからいい感じの仲なんかと思ったがね😁』
俺『まさか“友達”っすよ😅なあ?』
彼女『……😃…ですね。』
俺『……?』
その時一瞬見せた笑顔と笑顔の間の少し悲しいような切ないような眼がずっと気になった。
俺『あのさ…』
瞬間一人のバンダナをつけた中年の男が彼女と俺の間に入り
バンダナ『あっ、おぉ‼〇〇さんじゃん😁何してんの一人?』
バンダナ男の手は彼女の肩にあり……俺は一瞬苛立ちを顔に浮かべ、グラスに注がれた焼酎と一緒に飲み干した。
同じ職場である診療所の看護師らしくやけに親しく彼女としゃべっていた。といっても彼女は医療事務の研修生。長い付き合いではないはずなのにやけにその男馴れ馴れしい……😒
俺はといえばさっきの初老おじさんに絡まれ彼女とバンダナの会話に入れずにいた。
顔はおじさんに向けあいずちを打っているのに気が気じゃなく気持ちも全神経がバンダナと彼女の会話に向けられていた。
……ぎゅっ
ふと、俺の手を掴む温かさを感じた。
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