たまには好きと言って

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>たまには好きと言って 「うわあああん!」 「ここで泣くな。ウザイ」 「親友に対してそれはないでしょ!意地悪!バカ―!裏切り者!」 「意地悪なのは生まれつき。バカさでいうとあんたの方が上、つまりあんたにバカとは言われたくない。そして裏切り者の意味がわからないんですけど」 そう綺麗な声で早口、それも機械的に話す親友に本当にこいつは親友なのかと疑いたくなった。 昨日、思わず出た言葉に対して返されたあの三文字にずっと脳を支配されて眠れなかった。即答…即答だよ!どんだけあたしが傷ついたか…。あの後、目眩までしたぐらいよ だからあの後何を話したか全く記憶にないんだからねっ! ていうか好きじゃないならなんであたしと付き合ってんの。意味わかんないよ 「…で、理由聞いたの?」 「理由?理由なんか聞いてないよ。衝撃的すぎてクラクラしたんだから。あたし死ぬかも…!って思ったんだから」 「死なねーよ。」 「わかってるわよ!いちいちつっこまないでっ」
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