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質問に答えられず美優が俯き、胸元の指輪を握り締めると大地が口を開いた。
大地「俺は運命ってあると思うぞ。だから俺は今、ここで教師をしてるし、遊華や美優と出会えたんだ。」
大地はそういいながら、美優をソファーに座るように促し、
遊華と大地と向かい合う形で腰掛けた。
遊華「私もね。運命って信じてるし、赤い糸って本当にあると思うの。
その運命を辿るまでに辛いこともたくさんあると思うけど、その分だけ人は幸せになれる。私は美優に幸せになってほしい。
幸せって待ってるだけじゃやってこなのよ?自分から掴みに行かなくっちゃ。
それにね。巡り合わせっていうのかな。数奇な運命の末、必然的に出会う運命だった、そんなことがあると思うの。
そういうのって理屈じゃないのよね。」
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