゚*3話*゚

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美優「私が来る前に先客が居たみたいだね。相変わらず悠斗はモテモテだ。」 美優はタバコを添え笑いかけた。 それは久しぶりに笑う柔らかな微笑みだった。 美優「私ね。今まで自分に言い訳して逃げてたけど、もう1度学校に通ってみることにしたの。 今日は悠斗に1番に報告したくて来たんだ。ゆうちゃん達が気を遣ってくれて、桜ヶ丘高校に編入することになったから悠斗の後輩になるんだね。」 美優の話に相槌を打つものはいない。代わりに優しい風が返事のように吹いた。 美優は一呼吸おき、夜空の星を眺めながら話しはじめた。
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