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それよりもお嫁さんなんて、何歳の恋愛だよ。
そういえば小学校低学年の頃には聞いていたような気もする。
しかし、綾は大まじめに言っているみたいで目は真剣だった。
「別に…………。
そんなもん言われなくても俺が努力する範囲のことだろ」
恥ずかしがっているのがバレたくないから、なんか素っ気なく言ってしまった。
ちょっと冷たいって思われたかな、と心配していたのだが綾の方は嬉しそうに「そっか」と言ってこっちにもたれかかってきた。
ほどよいシャンプーの匂いが鼻をくすぐる。
綾は俺が絶対にはなさない。
心に強く刻み込んだ。
その後は観覧車から降りたらホテルへ直行………。
なんてことはせずに真っ直ぐ家に帰った。
なぜなら俺が2000円しかもってないからだ。
いや、金があっても行かなかったとは思うよ。
こうして久しぶりのデートの日が終わった。
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