14章 恋VS夢

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教室でも綾はずっと上の空だ。 なんか毎日教室から窓の外ばかり見ているような気がする。 俺としてもこんな綾を見ているのは辛いし、早く前までの明るい綾に戻ってほしかった。 誰か綾の親友なら何があったか知っているかもしれない。 綾の親友だったら真っ先に友里が思い浮かんだ。 休み時間に友里のところまで行き、できるだけ小さい声で聞くことにした。 「なあ、もしかして綾から何か聞いてるのか? 俺には教えてくれないし………良かったら教えて欲しいんだけど」 お願いします、と頭を下げ真剣な顔で友里に頼んだ。
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