14章 恋VS夢

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「…………………」 友里はちょっと嫌な顔をして、口をかたく閉じた。 「ホントにお願いだから。 これ以上、綾のあんなに辛そうな顔を見たくないんだよ」 つい興奮して友里の肩を揺すってしまったが、今はそんなことはどうでもいい。 綾の悩みの原因を知るためだったらなんでも出来る。 「……………ついてきて」 友里はそう言って教室を出た。 連れて来られたのは屋上だった。 友里は念のためにと鍵までかけて、こっちを見てきた。 「綾ちゃんの元気がなくなったのは、いつからか分かってる?」
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