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「真琴君は綾ちゃんの将来の夢とかは知ってるでしょ?」
「ああ、確か翻訳家だっけ?」
あの時は別れちゃうって事が頭をよぎって、少しだけ悲しくなってしまったからよく覚えている。
「うん。
それで英語だけならいいんだけど、翻訳家は中国語とかフランス語とかも学ばなければいけないんだって」
だんだんと嫌な予感が頭をよぎってきた。
「いくら外国語学校が日本にあっても、翻訳家になれるようなレベルの勉強はさせてもらえない。
綾ちゃんは先生にアメリカにいろんな国の言葉を学ばしてもらえる学校があるからって、そこへの編入を勧められたんだよ」
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