14章 恋VS夢

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どこか友里の目には悲しさの色とともに、何か違う感情がうつっているようだった。 「綾ちゃんはね………。 真琴君と離ればなれになるのが嫌だったからって先生に、一回断ったんだよ」 さすがに嫌な予感を感じていた俺でも、これにはパニックになった。 ・・・・ 俺のせいで綾は夢を諦めた? 嘘だろ? 綾の夢を捨てさせるほどの価値は、俺にはないだろうが! 「なあ………井上さん。 それで断ったけど、今から行くって方向には変えれるのか?」 「うん………先生はまだ保留にしておくって言ってたらしいけど …………………まさか真琴君!? せっかく綾ちゃんが自分で決めたのに、行かせようとしてないよね!?」
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