14章 恋VS夢

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「アホか!行かせるに決まっているだろうが! 俺のせいで綾の夢を捨てさせるとか、絶対におかしいだろ!?」 必死に止めようとする友里を放っておいて、俺は屋上から下へ続く階段へとダッシュをした。 さっき友里が鍵をかけていたが内側からは問題なく鍵はあいた。 なあ綾。 お前は行きたかったんだろ? 最近、ずっと上の空だったよな。 綾が夢を諦めるとか、俺は絶対にあってはならない事だって思ってるからさ。 それに別にアメリカにいっても別れる訳じゃないんだよ。 ずっと心の中で綾に語り続けていた。
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