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「綾ちゃん………ゴメンね。
ホントに…ゴメンね。
約束されたのに………私を信じて秘密を打ち明けてくれたのにさ………。
ホントに………ゴメン」
友里は屋上のフェンスにもたれかかって、大量の涙を流していた。
さっきは真琴君に聞いてもらった方がいいって思っていたけど、今は言ってから後悔している。
そういえば卓人君にしても真琴君にしても、自分の周りの人の幸せを願っているすごく優しい人だったな。
2人の距離をもっと縮めようとしたけど、逆に離ればなれにさせちゃうなんて…………
まだ友里の涙は止まらなかった。
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