2章 離れていく距離

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「ひゃあ、すげえな」 今は放課後。 俺らはサッカーグランドへ来ていた。 この高校はサッカーに力を入れているので、グランドは1面綺麗な緑の芝というかなり良い設備が整っている。 中学校の時は運動場を野球部・陸上部と分けながら使っていたから、こういう大きくて綺麗な設備でこれからはサッカーをすると思うとワクワクしてきた。 顧問の先生がベンチの所に立っていたので挨拶に行った。 「あの……僕達、見学に来た1年生の神楽と西島です。今日はよろしくお願いします」 「はいはい新入生ですね。 中学校ではサッカーをやってたのかな?」
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