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食べてるラーメンの味も分からない。
リミットまであと3時間。
「大丈夫、心配すんなって。
顧問には先生の手伝いで遅れるって言っといてやるから」
「部活の心配してねーよ!」
どうしよう………………
うん、そうだよな。
男らしくドーンといけばいいんだ!
そう思うと、少しは気が楽になった。
《同時刻》
「どうしたの、綾?考え事?」
「え、あ、ううん。
何でもないの、大丈夫だから」
教室で弁当組の綾もボーッとしていた。
原因は朝、卓人に言われた言葉だ。
~~~~~~~~~~~~~~~
「鈴木さん、ちょっと話が…………」
「どうしたの、西島君?」
「鈴木さんの大好きな真琴が、放課後屋上で待ってるって」
「えっ、真琴君が?」
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こういう風に誘われた。
………………あいかわらず卓人は鋭い、真琴がいたらそう思っただろう。
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