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今、なぜか分からないけど綾の笑顔を見て何となく言えそうな気がした。
「綾…………話を聞いて欲しいんだ」
「うん」
「俺らさ、学級委員になった日に初めて話したんだよな」
緊張しているせいで、1文1文考えてからでしか話せない。
「俺はあの日から、ずっと綾のことしか考えれなかった。
正直、始めは何でか分からなかった。
でも、今なら自信を持って言える。
綾の事が好きです!
僕と付き合ってください」
息切れしてしまうほど苦しい。
返事が早く欲しい。
その瞬間、俺の後ろの空から太陽が出てきた。
綾の顔が照らされる。
綾の頬を流れる涙が、太陽の光を浴びて輝いていた。
「私も、真琴君の事が好きです。
私と付き合ってください」
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