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その瞬間、俺は綾を抱き締めていた。
「真琴君、ずっと一緒だよ」
俺らはそのまま、すごく長い時間抱き合った。
「私ね、昨日サッカー部の練習見てたんだ。
真琴君のシュート、すごいカッコよかった。
それでね、私サッカー部のマネージャーになろうと思うの」
一回、抱き合うのを止めた時に綾がそう言ってきた。
「ホント!?すごく嬉しいよ」
綾がマネージャーになる=綾と長い間、一緒にいれるということだ。
「じゃっ、グランドに行こっか」
俺らはどちらからともなく手をつなぎあっていた。
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