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―――人は死んだ後どこへ行くのか？
過度に知能が発達した人間は死に対して恐怖心を持ち、古今東西この疑問を抱き続けてきた。
神より最後の審判を受けるのか？
極楽浄土で永久安泰に暮らすのか？
はたまた転生するのか、もしくは無か？
どれが正しいか知る人間はいない。
だから怖いのだ。
地球上には６０億あまりの人間が存在するらしい。
誰が数えたのかは知らない。
しかしその大量の人間たちは、一人残らず死を迎える。
…そう、あなたも。
この物語に登場する二人の高校生と少し考えてみませんか？
思春期真っ盛りの少しエッチな男の子と、彼と小さい頃から一緒に育った天真爛漫な女の子。
これは手すら繋いだことのない幼なじみカップルにまつわる、心温まる命の物語です―――
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